「似合うお洋服が知りたくて」――これが、当サロンに来るお客様の中でもっとも多い来店理由です。そんなニーズを持つ方に絶対に知ってほしいのが、顔タイプ診断。実は、カラーと骨格だけでは似合うお洋服は語れないんです。
例えば私のパーソナルカラーはウィンター、骨格はストレートです。この文面だけみると「クールでかっこいい感じが似合うんだな」と思いませんか?実際は全然そんなことはありません。Vネックを着ると違和感があるし、黒のレザージャケットを着ると「なんか無理してる人」になります。平たくいえば、ダサい。でも、決して服が悪いわけではない。自分の顔に調和していないからこういう現象が起こるのです。
各診断にはそれぞれ違った役割があります。肌をキレイに魅せる・雰囲気を変えるのが「パーソナルカラ―診断」。スタイルを叶えるのが「骨格診断」。最後に、垢抜けを実現するのが「顔タイプ診断Ⓡ」です。
顔タイプ診断Ⓡとは
あなたのお顔の特徴や印象を客観的要素で測定・分析するメソッドです。具体的には、【子ども顔か大人顔か】【直線顔か曲線顔か】という二つの要素から8つのタイプに分類します(下図)。
8タイプの女性が並んでいますが、お顔の特徴が全然異なりますし、着用しているアイテム・ファッションもまるで違います。たとえばフェミニンの女性は美人百花を読んでいそうで、クールカジュアルの女性はGINGERを読んでいそうです。顔タイプ診断を受けると、タイプごとに全く異なる似合うファッションのテイストが分かります。
顔タイプ診断の活かし方
ファッション
似合うファッションテイストとは何か。もっと具体的にいえば、似合う柄や素材、装飾が分かります。それをもとに似合うブランドや適切な雑誌も分かるのでお買い物にも困りません。もちろん、あなたの魅力を引き出す帽子やアクセサリー、くつ、バッグの形や特徴などもお伝えします。
ヘアスタイル
ロングかショートか、前髪は作るべきか・形はどのようなものが似合うか、シルエットはどうするべきか、似合うアレンジまで分かります。
イメージカラー
タイプごとに似合う・調和するカラーがあります。パーソナルカラー診断の結果をもとに調整することも可能です。
似ている芸能人がわかる⁉
それぞれの顔タイプに分類される芸能人もお伝えしています。ご自身の新たな魅力を知るきっかけになるかもしれません。これまで似てると言われていた芸能人が同じタイプに分類されていた、というケースも非常に多いです。同じタイプの芸能人をファッションのロールモデルとしてスタイリングの参考にすることも出来ます。
顔タイプ診断の重要性
知らないとどうなる?
例えば、あなたがヴェルサイユ宮殿にいます。内装を想像してみてください。そこには猫足のテーブルやコンソール、煌びやかなシャンデリア、アンティーク調のソファがありませんか?もしもその空間に、北欧系のアイアンフレームの家具があったらどうでしょう?違和感がすごいし、なんかがっかりしますよね。
それは人の見た目も同じ。第一印象で、顔から受けるイメージと装いが違えば違和感になるし、それは好印象とは程遠いです。顔に調和しないものを知識がないまま身に着けると、「自分のことを分かっていない人」にも見えます。周りのおしゃれさんは、自分のことを分かったスタイリングをしていると思いませんか。
自分の魅力と強みがわかる
顔タイプ診断は、骨格診断とは対極の考え方・発想をしています。例えば骨格診断では、深すぎる鎖骨は覆いましょう、腰の横ハリを相殺する形を取り入れましょう、というように突出した特徴や弱みをカバーしていくことでスタイルアップを図ります。
しかし顔タイプには「このコンプレックスは隠しましょう」といった発想が一切ありません。例えば「団子鼻が嫌なんです」という相談をされた方には「だからこそ今後、年齢を重ねられても若々しくいられるし、かわいらしい雰囲気が魅力なんですよ」とお伝えしました。「目が細いのがコンプレックスで」という方には「アイプチしましょう」ではありません。「だから爽やかでかっこいいんです!エキゾチックな美人を目指しましょう」など、その方の個性を引き出し魅力を最大化するご提案を致します。
似合わせも印象コントロールも自在に
ご自身のありのままの状態、つまり現在地を熟知したうえではじめて「似合わせ」も可能になります。顔タイプ診断ではご自身の魅力を最大化するだけではなく、「こういう雰囲気・印象になりたい」というご希望に合わせていかにスタイリングのアレンジをすべきかをご提案。ご自身の印象のコントロールも可能になります。
人って、思った以上に他者のことを見た目で判断・評価しているものです。例えば人に道を聞くときは、優しそうな(教えてくれそうな)顔の人を選んで聞くでしょう。新しいコミュニティを訪れたとき、誰に一番先に話しかけますか?見た目が好みだったり、自分と似ていたりする人を選びませんか?
誰かが自分に何らかのアクションを起こしたとき、それは往々にして見た目という要素から選択された結果だったりします。もしも「毎日を変えたい」「自分を変えたい」と思ったとき、見た目から変えていくのはとても有効な手段です。それは単なる美醜の良しあしの話に限りません。例えば子ども顔の方は部下に軽んじられやすいという悩みを持っていたりしますが、大人っぽく寄せることで発言力が増します。その逆でいつも任されて損ばかりしている人は、見た目が頼もしいのかもしれません。子どもっぽく寄せてみると、周りが気にかけてくれたりします。このように、あなたの見た目が変われば周りの人の行動も少しずつ違ってくるはずです。
魅力を磨くことも印象を変えることも、すべては自分自身を深く知ることから可能になります。ぜひ一緒に作戦会議をしていきましょう!